読書感想
とある平日に、特に何もやることがなく一人ベッドに転がっていると、久しく会っていない友人からLINEのメッセージが届いた。なんと、東京ソラマチというパリピの聖地みたいなところで、西岸良平展がやっているという。 何を隠そうこの私、小学生時代に西岸良…
とくに書くことがないな……最近読み込んだおはなしもないしな……。 と思ってたら、ちょうど、今週のお題「最近おもしろかった本」というのがあったので、軽く最近読んだ本二冊の感想でも書いてみようと思う。 ほとんど作品紹介のつもりでネタバレを避けている…
祝!Thisコミュニケーション7巻発売!いや~今回も面白かったですね! もう発売から1か月経ってしまったけれども……。 今回の面白ポイントは、やっぱりデルウハの目が治っていたことが発覚したところ。 私ちょっと前にむつ考察で、むつはまだ諦めていないので…
イーガン読書会も3回目になりました。題材は、話すこと多過ぎ、「万物理論」。 私は初読。グノーシアの「汎性」の元ネタ、ということで、最近初めて存在を知った。 電子書籍化されてないと、存在を認識するのが遅くなるんだよなー……。早く全部電子書籍対応し…
Thisコミュニケ―ション6巻面白かったですね! 何ケ月前の話をしてるんだ(2022年4月4日発売)というか、1ケ月後に新刊出るやないかい…… ということで、7巻が出る前に、今日はむつについて話をするよ。 ほんとうは6巻を読んですぐにこの話をしたかったのだけ…
やっと完結編である。 正直、前回の「栄光と夢」解説で終わりでよくない?という気はしているのだけれども、せっかくここまできたので、全作語っておきたい。 ということで、今回の残った5編のレビューですっきり〆たいと思う。 さて、さっそく、今まで避け…
何かを過度に貶めることと、過度に信奉することは、本質的にあんまり変わりはしないのではないか、と思う。 あんまりこういう単語を使うことはしないのだが、表現としてわかりやすいため、あえて使うとすると、それはいわゆる「クソデカ感情」というものであ…
昔読んだ時、たぶん後半部分がよくわからなくて、ほぼ記憶がない「順列都市」である。 ただ、よくわからないながらも、スゲー!と思ったことだけ覚えている。私は自分には理解や想像が及ばないものがいちばん面白いと思う。そう考えると、この世には面白いも…
ちょっと大っぴらに「カオスの蝶」と「栄光と夢」の話はできないな……と思うわけである。 二つとも大好きな作品で、ここでも取り上げたいと思うのだけれども、流石にそれはある程度戦局が落ち着いて、Twitterで目を覆いたくなるような写真や動画が流れて来な…
三体3が発売された時、そこに葉文潔がいないのが悲しかったのを覚えている。 三体シリーズはエンタテイメントSFとして傑作である。多くの人が時間や寝食を忘れて物語を貪り読んだはずであり、もちろん私もその一人だ。 それでも、滅茶苦茶面白かったけども、…
二十数年ほど、ほとんどSFを読まずに生きてきた。 ハードSFで語られるような物理学や宇宙工学の素養も何もない。高校物理でなんか矢印が引っ張られているあたりで終わった記憶があるだけだ。(まあ、一応看護師なので脳科学だけはちょっとだけ知識がある。ち…
あまり聖地巡礼というものに興味がない。 漫画や映画といった絵や映像のメディアを見ていてさえ、ここのゴハン美味しそう、この場所綺麗そうとか、実はそんなになかった。というか、いろんな人と交流していてやっと、そういう楽しみもあるのかあ、なんて思う…
今年ももう終わり。 ちらほら仕事納めとかいう人も出てきますが、相変わらず私は看護師をやっているので、31日に仕事を納め、1月2日から仕事始めです(元旦だけ休みだった) 基本的に夜勤ばっかりしている生活で、さすがにクリニック時代より読書量が減りま…
当記事には漫画「Thisコミュニケーション」最新刊までのネタバレが含まれています。未読の方はご注意ください。 突然ハマってしまいました、Thisコミュニケーション。へんてこなタイトルで敬遠していたんですが、友人が推していたのとコミックス1巻無料で読…
この記事では映画「来る」および原作「ぼぎわんが、来る」のネタバレが多数含まれております。未読・未視聴の方はご注意ください。 三十路を過ぎてもおばけが怖い。 と思っていたけれど、よく考えたら怖いのは理不尽だったり、不可解な死の方かもしれない。 …
当記事は三体及び三体2のネタバレを含んでいます。未読の方はご注意ください。 葉文潔が好きだ(2回目) 前回の記事では葉文潔の謎ポイントを解説してみた。みんな、葉文潔がただの地球滅ぼしたいウーマンではないことに気付いてくれたと信じている。 できれ…
当記事は三体および三体2のネタバレを含んでいます。未読の方はご注意ください。 葉文潔が好きだ。ちなみにイェウェンジェという語感が大変気に入っているので、できればこっちの読み方をしてほしい。 三体、三体Ⅱ読み終えてからというもの、葉文潔の人生っ…