世間が真・女神転生5の発売で沸いている中、様子を見ていたら買うタイミングを逃してしまった。
気が狂ってる(誉め言葉)百合の制服がダサダサとイカスの間を行き来しているので、動くところが見たい感がとてもあるし、なんか主人公の美少女系男子が謎の男と合体して、髪が伸びて青くなって神様然とし始めるのもイカス。
そんなわけで、いい加減買おうかなと思って、YOUTUBEでゲーム映像とかを見ていた結果、おすすめ動画がメガテンだらけになった。
その結果、何故か放置されて腐っていくスイッチライトではなく、さらに放置を重ねてすでに廃品のようになった3DSの埃を払い、真・女神転生DEEP STRANGE JOURNEY(以下DSJ)を買っていた。
どうしてこうなった。
メガテン系の解説動画に付き物なのが「トラウマ」である。メガテンシリーズは総じて、みんなのトラウマで満ちている。
私の経験したメガテンのトラウマをいくつか紹介すると、
・ギリメカラにオートバトルを選択したら物理反射で主人公、ヒロイン、つよつよ仲魔たちがみんな死んだ
・1時間みっちりレベル上げして、セーブをしようとしたらセーブ部屋の真ん前でバックアタック→ドルミナー→永眠への誘いのコンボでみんな死んだ
・終盤適当にフィールド探索中、主人公よりレベルが50くらい低いエンジェルからバックアタック→ハマで死んだ
・調子乗ってハードで始めて見たらチュートリアル戦闘で死んだ(以来ハードモードはやってない)
・その時点で最強なうえに最高に可愛いおれのリリムたんを友達に取られて合体された
と、最後のは完全にプレイングミスの私怨な気がするけれども、ざっとこんなもんである。
メガテニストの方にはわかっていただけるに違いない。っていうか、物理反射にオートバトルはみんなやるし死ぬでしょ。普通のRPGで通常攻撃を反射してくるやつとかいなくない?
私はゲームをそれほどやり込む方でもないし、裏ボスやDLCに挑戦することは永遠にないと思うんだけれども、このそこそこハードな難易度設定はとても楽しい。ダンジョンをぐるぐる回ってマッピングするのも大好きである。
しかし、最近は仕事が忙しくて、腰を据えてRPGをプレイする気にあまりなれなかった。特に、3Dのゲームは目が疲れるし、行くところが果てしなくあって脳も疲れてしまう。最近のゲーム死ぬほどボリュームあるねん。
そんな中、DSJは、リメイクとはいえ2018年のゲームで昔懐かし3Dダンジョンを採用していて、無性にやりたくなってしまったというのがある。シナリオがめっちゃいいと評判だったDS版は、なんとなく食指が動かずプレイしていなかったのだが、3DS版になって遊びやすく改良したうえ、遊べる要素も悪魔も増えて楽しそう…
なにより、前述したトラウマ要素が、ノーマルモードでももりだくさん!らしいのである。
ということで、急遽購入。プレイ。とりあえず20時間ほどやりましたが、まだ全然序盤です。
しかし、なんか知らんバッドステータスで仲魔同士が殺し合ったり、相変わらずマハンマでパーティー壊滅したり、突然魔人とエンカウントしてみんな死んだりしてて、流石メガテンや…と嬉しくなっている所です(頭おかしい)
昔は頑張ってニュートラルルートをクリアしようと躍起になっていたけれども、最近は大人になって、カオスな世界も悪くないんじゃないか??ということで欲望に忠実に悪魔と仲良く暮らすようにしてます。ロウの天使は〇ね。
こんなマゾっぽいゲームをゲームしていると、思い出すことがある。私にメガテンシリーズを教えてくれた、塾の先生であり、恩師であり、第二の母についてである。
当時はネットが今のように普及しておらず、ゲームの情報と言えば友だちか雑誌だった。まあ私は友だちがいなかったので、ほぼ雑誌だったんですけど…。
なんか面白いゲームない?という質問に、恩師が貸してくれたのは真・女神転生if…である。
メガテンのことを知らなかった私は、ネットにて真1の予習してたのに、if…で全然違うやんけ!ってなった思い出がある。でもif…も面白かったです。
ドラクエや大貝獣物語や天外魔境や桃太郎伝説に慣らされていた私はその新しさとマゾさに感動して、見事メガテニストと化したというわけである。
この恩師はそれからも、サモンナイトシリーズを教えてくれたり、シャガール展に連れて行ってくれたり、ライドウ本を一緒に作って同人誌即売会に行ったり、京極堂シリーズを指南してくれたが好きなキャラが全くかみ合わなかったり、ほんとうにいろいろお世話になった。
正直うちの母親が毒親だった(というか、ずっとメンタルな病気持ちだったと思う)ので、そして父親がいなかったので、そのうえ友達もいなかったので、この恩師が私の唯一のよりどころであった。色々込み入った話をしたし、初めてカラオケに行ったのも恩師とだ。
中~高校生の、親から逃げられない時分、恩師の存在は何よりもありがたく、ぶっちゃけ家族の誰より大切な存在だった。
血のつながりなんてクソである。大切なひとなど他所で作ればいいのだ。恩師に出会ってから、そんな風に考えるようになったし、今もそれは変わらない。
実際、故郷を離れても恩師のような現地母を作って守ってもらったりして、楽しく過ごしている。母になってくれる人なんて、何処にでもいるんだワ。
クソ環境で育った私がグレもせず、病気にもならず今元気に生きているのは、恩師のおかげである。
恩師は私の世界を広げてくれた。夫もまず最初に恩師に顔合わせしました!
恩師、元気かなあ。一時期うちのクソ母に付き合ってると思われてしまい、たいへんなご迷惑をかけましたが、ドン引きすることなく付き合いを続けていただいてありがとうございました。
流石にもう高齢(70代だと思う)だし、コロナ禍だし、今後もう会えないかもしれないけれども、元気でいてくれるといいなあ。
まあ最後に会った時、メガテン4の天使とかが金子一馬デザインでなくてぷりぷりしていた私に、気持ちはわかるが、メガテン4 FINALはなかなかよかったぞ、特に皆殺しルートがいい、と言ってくれるファンキーな60代だったので、たぶん元気じゃないかと思います。
実はメガテン4 FINALが新しいシナリオだと知らずに今まで見逃していたので(リメイクだと思ってた/例によってYOUTUBEの解説動画で知った)今度買って皆殺しルートを進もう。
メガテン5いつ買うんだろう…まあ、のんびりやっていこうかと思ってます。