かみむらさんの独り言

面白いことを探して生きる三十路越え不良看護師。主に読書感想や批評を書いています。たまに映画やゲームも扱っています。SFが好き。

仕事辞めて楽しく生きようと思っている近況報告

こんにちは、まだ仕事辞めるって言えてないかみむらさんです。

今年初めの日記に、仕事頑張るって言ってたのが嘘のよう。まあ、色々ありまして。

詳しくは身バレがあるので語れませんが、あえて話をすると……うーん……。

Nsあおいっていう漫画があるんだけど。

主人公の看護師あおいが、気管挿管(医師しかできない処置)を、緊急事態のために医師と電話しながら行い、結果患者は助かったものの、逸脱行為を咎められて左遷される、というところから始めるんだけど。

ぼかァねェ、このあおいちゃんの気持ちがちょっとわかりましたよ。

とはいっても、私は逸脱行為はしてないんだけれどもね。ちょっと職場のローカルルールから外れたのと、仕事ができない幹部候補のおじさんに立てついただけ。

たぶんあおいちゃんが後悔していないのと同じように、私も自分がやったことを後悔していない。だって患者助かったし、私は一切間違ったことはしていないのだ。

でも、気が付けば上司からめちょくそ怒られたうえ、おじさんのほうは守られ……というか、何故か私がおじさんをいじめたことになっていた。意味わからん。

あとで他の同僚に聞いたんだが、おじさんと上司はマブダチ(煽り)らしく、プライベートで何かあるたびに電話しまくっているらしい。やりたい放題かよ。

そんなわけで、こんなところにいられるか!おれは別の仕事を探すぞ!となったわけです。

まあその他にも契約書に書いてある昇給が無かったり、夜勤が多かったり、パワハラで長く居た仕事のできる先輩がみんな辞めたり、医者の方針に納得がいかずに対立したり、ちょっと無理みたいな出来事も重なっていたんだよね。

しかし、辞めると決めたはいいものの。

結局毎日職場に行き、もりもり仕事をしている。クソ真面目か。

でも明らかに体調はおかしくなっていて、結構尾を引くぎっくり腰やったり、職場に行くと耳の聞こえが悪くなったり頭痛がしたりしている。やばいのでは。

なんで、頑張って今年のどこかで辞める予定。

その後はコロナ状況を見て遊び惚けるよ!場合によっちゃ、夫に少しだけ養ってもらってもいいかなあと(バイトはするよ)

あと土日の、せめてどっちかは休める仕事に就きます。読書会とか、イベントとか、行きたいんだもーん。

看護師は向いている仕事だと思うし、やめる気はないけど、極める気もないので、自分が納得して楽しく働けるところでだらだら働けたらいいなと思ってる。

結局転職ジプシーしてるけど、まあそのために取ったような資格だし。多少貯金もできたので、少し遊んでも許されるはず。

 

そういえば最近、ハタと思い立って劉慈欣短編集「円」の全作レビューをやっていて、あと少しで終わるのだけれども、ついこの間「栄光と夢」について考えすぎてしまって、ちょっと嫌になってしまった。一回お休み。

でも、自分の中の見たくない欲望みたいな部分に目を向けて語れたので、面白いものが書けたと思っている。私が面白いんだから、他の誰かもきっと面白いだろうと思う。

このブログ、単に葉文潔について何かしら書かれたものが、ネットの片隅に一つでも転がっていたら、目に見えるものではなくとも何かしら価値があるはず、という期待みたいなもので始めた。

今年に入って、月2回の記事更新は守れている(去年は月1更新)

いわゆるブロガーとは言えないまでも、変則勤務体力仕事をやりながらこれは頑張っている。仕事辞めたらもう少し書けるかな~。

色々書きたいものはあって、そのために読み直したり、プレイし直したりしたいな~と思うものもたくさんある。

結局、何かを語るということがとても好きなんだろうな、と思う。

ただ、自分の好きなものを理解されるというビジョンが全く無いので、いつも自信がない。だからおしゃべりはほんとうは結構苦手だ。いわゆるオタクの早口喋りをしてしまって後悔することばっかりだからだ。

それでも、こうやって文章を書くようになってから、喋る方もためらいがなくなってきたように思う。

それは、自分の中で少しは面白い解釈考えられてるかも、わかりやすく伝えられてるかも、と思えるようになってきたからなんだろうなあと。

以前にもブログで触れたような気がするけれども、岡田斗司夫氏の配信が好きで、自分の触れたことない特撮やアニメの世界の話もよく聞くのだけれども、好きなことを楽しそうに気持ちよく語るので、全然知らない作品のことでも面白いし興味が持てる。

それは、彼の話し方が上手く、熱量がある、そのうえ、提示されているものが、多くの人が漠然と考えていることの言語化であったり、彼の知識や経験から得られた新しい見解だったりするからなんだと思う。

羨ましい。こんな風になれるといいのになあと思う。

私の好きなものは結構メジャーなものも多いけれども、好きポイントを語るとなんかニッチな趣味みたいになってしまうことが多くて(三体が面白いではなくて葉文潔が好きとかそういう)つい語るのに躊躇することが多いんだよね。

それでも、なんとなく話の展開が面白いよね~とか適当なことを言うよりは、〇〇の××が△△でええんや……!と言えるというのは長所でもあると思うので、上手に語れるようになったら自分の強みになるんじゃないかくらいには最近思っている。

自信をもって元気に語ることができたら、自分も相手も楽しいんじゃないかなと思うし、そうなりたい。

今後、文章だけじゃなくて、喋る配信とかもできるようになったら嬉しいですね。

っていうか、夫がやってて羨ましいんだよ(ロードレース観戦界隈で割と名が売れてるのでポッドキャストとかやってる)

読書系ポッドキャストとか一緒にやってくれるひと、絶賛募集中です!

 

イーガン読書会のほうも、無事2回目が終わり、まとめも挙げられて、次回も決まって順調に進んでいるので嬉しい。

というか、まとめ書くの楽しいなあ。自分の解像度が上がるというのもあるし、こんな読書会やってますと提示するのにもちょうどよさそう。

もともと要約とかは得意な方だし、他の読書会やイベントとかでやってと言われたらプイプイ喜んでやるよ。

いずれコロナが問題なくなったら、対面開催で、知り合い以外の参加者も募集するというのもアリかなあと思っている。特に、直交三部作に関しては広く意見を聞きたい。

というのも、クロックワーク・ロケットを最近読み終わって、「クロロケはいいぞ……」という境地になっているのだが、扱われているテーマがあまりに多くて複雑で、ついでにイーガンなので回転物理学というNEW物理なんかを持ちだしてきたりするもんで、とにかくおはなしの密度が濃いのである。

ネタバレにならない範囲で書くと、異宇宙シミュレーションのハードSFで、キャラクターはみんな不定形のバーバパパみたいなやつなのに、フェミニズム文学であり、人間賛歌であり、世界の危機を救う王道ファンタジー(?)であり、一人の女の人生記録なのである。

回転物理学も勉強して、世界観も見直して、あと何回か読もうとも思っているんだけど、どう考えても一人の頭の中で捏ね繰り回すにはむつかしすぎる。

こんなものを一人で作り上げちゃうイーガン先生ってなんなの神様なの?

人によって注目するポイントも違いそうだし、エモーショナルなシーンがめっちゃたくさんあるのに、描写がかなり淡白なこともあって、かなり解釈の幅も分かれそう。二次創作もできそう。

主人公ヤルダの人生を思うたびに、未だに涙が流れてくる。ウウ……ヤルダ……。

面白過ぎて、もう2巻目のエターナル・フレイムも買っちゃったもんね。相変わらずほとんど理解できないけど、頑張って読みたいと思う。

一応、私の読書会では、来年位に直交三部作やりたいねと話しています。来年まで私主催でやらせてくれるとかみんな優しいかよ……と思いつつ、参加してくれる人が退屈しないように楽しくやっていけたらいいかなと思います。

 

あっあと、しばらく前ですが、Thisコミュニケーションの6巻も無事出ましたね!

5巻までの内容とまた変わった面白展開なのと、そうきたかァー!っていうのがあったので、こちらもそのうち記事に上げられたらいいなあと思う。

よみちゃんも可愛いけど、むつちゃんも可愛いよね。

劉慈欣とイーガンで忙しい日々だけれども、漫画部門はThisコミュニケーションを圧倒的に推しているのと、最近完結したチ。ー地球の回転についてーや、絶賛連載中のハイパーインフレーションも面白がって読んでいます。

漫画は全然読めていないので、何かオススメあったら教えてほしいなあ。金カム以外で……(色々思いがあり読めていない奴)

ゲームもやろうやろうと思いつつできていない……。とりあえずはやくメガテン5買わないと、あっというまにソウルハッカーズ2が発売になってしまう……。

ソウルハッカーズ2も、ペルソナ系シャレオツ路線で、ちょっと心配ではあるけど楽しみにしています。

金子一馬ァー!帰ってきてくれー!と思うこともあるけれども、やはり時代の移り変わりを楽しむ、幼少期に触れたものだけサイコーと言い続けないというのは大事なのかなと思うので、常に新しくて面白いものに触れていきたいなあと。

音楽とかも、元々さほど好きじゃないのもあるけれども、気を抜くと20年前の奴しか聞かなくなっちゃうからなあ。

無批判に昔のほうが良かったはNGにしとかないとね。

しかし、こうやって書いていくと、面白いもんが世の中にはたくさんあるなあと思うし、とりあえず生きていこう感が出てきて良き良き。

とりあえず仕事を辞めるまでは、ちょっと精神削られながら生きていると思うので、うまく仕事のことから気を反らして、自分が面白いことを黙々とやっていきたいと思います。

頑張って生きるぞー