かみむらさんの独り言

面白いことを探して生きる三十路越え不良看護師。主に読書感想や批評を書いています。たまに映画やゲームも扱っています。SFが好き。

また東方をやるしかなくなっている近況報告

先月あたりから鬱々していて、ツキイチくらいで書いていこうと思っていたブログもなにも書くことがない。

本もあまり読めなくなった。物語があまり受け付けない。目が滑る。

今月の読書会は、大好きなイーガンの祈りの海で良かった。祈りの海なら大体昔考え尽くしているので、言えることが色々ある。直交三部作とかだったら怪しかった。

あ、でも友人たちと見たミッドサマーは楽しかったです。

アリアスター氏は、ジョーカーの監督と同じく、なんか本質が見えてしまう作家なんだろうなあと感じる。

ヘレディタリーもそうだけど、奇抜な物語なのに、人間のコミュニケーションで辛かったりもどかしかったりする部分(つまり多くの人から共感できる部分だよね)を見事に貫いてくるので、我々から凄く近い物語のように感じるんだよね。

そういえば、最近鬱々ながらもこの辺のことをぼんやりと考えている。

私は舞城王太郎が大好きなんだけれども、舞城フォロワーのアマチュアが尽く成功していないのを、昔は舞城は日常描写が秀逸だからと思っていたんだが、これは微妙に違ったんだなあと最近思う。

突飛でなんかヤベエ物語が面白くなるかつまらなくなるかの分かれ目って、そのヤバさが死ぬほど面白いのは大前提として、入口として読者が共感できる描写(心情とか、日常動作とか)をいかに入れ込むかなんだろうと思う。

ちょっと頓挫しているけど、最近傑作選を買ったラファティもそんな感じがする。基本イカレているのに、完全に狂っていないというか、先の入口描写がしっかりしていて、いつの間にか物語に入り込める。

このへん、うまいことまとまったらブログに書いてみたいと思います。

 

話がそれた。

なんで鬱々しているかというと、季節の変わり目というのが一つあるが、とにかく夜勤が多いのがだいぶキている気がする。

日勤5連勤をしているよりはだいぶ体は楽なんだが(それも変な話である)、さすがに月半分夜勤になってしまうと、私のつよつよイキリ自律神経もいかれてくるようである。楽な仕事ばかりじゃないしね。

夜勤できる人が増えたらもう少し夜勤を減らしてもらおうかなあと思うんだけど、また年度末にかけて怒涛の退職ラッシュっぽいのでそれも憂鬱である。ついに仲の良かった同期が辞めてしまうのもかなしい。お局様にいじめられてたから仕方ないんだけど…。

新しく入ってくる人もまともなのがあまりおらず、短期間で辞めるのであてにならない。こないだも2週間で辞めた。

普通に考えると、こんな離職者の多い職場は辞めるべきなんだけれども、仕事自体は楽しくてやりたかったことで、似た仕事ができる職場は遠くにしかないから辞めずに職場改善したいという気持ちがどうしてもあるからというのがある。

後、お局様たちともそこそこ仲良くやれているのと、上司とも仲良くしていて高く評価されてもらっているのもある。基本給はともかく、ボーナスは割増されている感が凄いのでそんなにお金に困っていない…。

大体看護師なんて、どこに行っても極悪ブラック底辺の限界に挑戦!みたいな感じでおおむね人権がない職業なのである。

ここから離れようとする人たちは、大学院に行くとか、企業看護師やら訪問看護ステーション立ち上げやら保健師やらへランクアップするんだけれども、なんたってあたくし研究や営業など向いていなさすぎて考えただけで死んでしまいそうなのである。

看護師としては無駄に学歴があるけど、優秀な看護師さんっぽいキャリアの積み方ができない…いろんな意味で…。

かねてから競争が嫌いすぎて受験もままならず、学力はそこそこ高かったものの、受験勉強はほぼセンター対策しかしていない。二次対策は大好きな現代文の先生と大好きな現代文赤本を死ぬほどやってて、過去一楽しい日々だった(それもどうなの)

国語だけ偏差値がバカ高かったが、かといって文系に行くのは親に許されなかったため、なんか看護師になってしまった。医学はそこそこ好きだったので。

今となってみれば、看護師は性に合っていたし、自律神経と体力は強かったので、悪い選択ではなかったと思うのだけど、時々ものすごく沈む時がある。

幸せな人間の不幸探しと言えばそれまでだけれども、これからの人生、何に狂えることもなく消化試合を続けていくのだと思うと、つまんねえなあと思うわけである。

自分の性質的にもうランクアップはなく、管理職にランクアップすればほぼ仕事の生活になるだろうし(それはいやだ…)、かといってもう子供は望めない(望まないし育てられない/虐待する自信すらある)

ただただのんびり老いていくだけである。

せつない。

私だって何かになりたかったんだよな。

でも人間には限界があるので、できないことはできないのですわ。

そんなわけで落ち込んでます。人生的に。

さてそんなときは……。

 

そんなときは、東方をやろう!大天才ZUNの音楽でトリップしようぜ!

ということで、また東方シリーズに嵌っている日々である。

先日やっと星蓮船のEx(本編ノーマル難易度よりやや難しい面)をクリアして、達成感と喜びに満ち溢れていました。

今年東方虹龍洞という新作も出ていて、そちらも楽しく遊ばせてもらっています。

東方と書いてマインドフルネスと読む。マインドフルネスとは、最近心理学業界で流行っている「今ここ」を感じる体験のことですな。ちょっと前は私も心理かじってた仕事だったんでヨガとかやってみましたが、全然マインドフルにならんかった。

しかしシューティングはちがう。シューティングは全身全霊で遊べるジャンル。

そして叫ぶ!悪態をつく!近所迷惑だが気にしない!素晴らしいストレス発散。努力の果てに見える達成感。積み重ねると確実に上手くなる技術。東方シリーズは女の子も可愛い。ウェイ

今は神霊廟地霊殿のExチャレンジしてます。むずかしいです。

書いてたらだんだん元気になってきたので、来月は何かしら面白い論考が書けると良いなあと思います。本読めるようになりたいよーあと紅葉狩り行きたい。

明日(も夜勤)からまたブラック企業戦士がんばります。